GOLD PFEIL
ゴールドファイル
セカンドバッグ
（セカンドバック）
（S）
セカンドバッグというのかセカンドバックという
のかわからないがこのアイテムも私には無縁の
物だと思っていた。
こういう物を普段持ち歩くのは自分をおっさん化
させる要因でもあると考えていた私は手ぶら派
の人間だった。仕事は家には持ち込まないと
決めていたので鞄なんてもってのほかで、ケータ
イハンカチ、ポケットティッシュ、財布、タバコ、メ
モ等は常にスーツの内ポケットのどこかに入って
いて、出勤する時は新聞のみを持って、帰りは
手ぶらか雑誌を持っているぐらいだった。ちなみ
に夏でも長袖のYシャツにスーツは上着まで着て
いたがそれが格好いいものと思っていた。夏は非常に暑かったが最近の建物はどこに入っ
てもクーラーが効いていたのでそれほど気にならなかった。
そんな折歳のせいかパソコンのしすぎかで目が悪くなってきてしまった。目はある年齢を
超えると悪くならないらしいが最近はパソコンなどの影響で視力が衰える人がいるらしい。
現代病の一つとまで言われているみたいだが今まで何気に見えていたものが段々見えにく
くなるのは恐怖だ。
昔から目が良い事だけが取り柄だったがそれすら危ぶまれている状態でしかも私はメガネ
が似合わない。コンタクトは恐いし、周りの人にメガネをつけ始めたらそれに慣れてしまい
離せなくなると聞いていたので極力つけないようにしたい。でもないと夜でしかも雨の車の
運転が非常にこわい。
という訳で他人に迷惑を掛けないためにもメガネを買っておいてヤバイ時に付ける事にした
。しかし車の中に運転のみつける為だけに買ったメガネを置いておくと熱で変形するのでよ
くないらしい。そーすると持ち歩くしかないっとなった。でもメガネはケースに入れるとかなり
かさばる。もはやスーツのポケットには入れられない。ましてやケーターだの財布だの車の
鍵だのがポケットに入っているのにめがねを入れるスペースがもはやなかった。
それでセカンドバックだかセカンドバッグだかを持つ必要が出てきたのである。さていざ
セカンドバック（セカンドバッグ）を買おうと考えてもよいメーカーが浮かばない。ひとさま
とは違った物が持ちたいし、永く使える物にしたいと思ったらよく見るヴィトンやグッチ、ブル
ガリ、エルメスなどは避けたい。永く使える物となればそこそこ値が張るものになってくる。
何かないかと周りの人に相談すると会社の同僚（４０代）から聞いたブランドが「ゴールドフ
ァイル」だった。ゴールドファイル？聞いた事がないしもちろん見た事もない。他の同僚（
これまた４０代）にゴールドファイルについて聞くとこれまたよい評価が出る。私は聞いた
事がないが割とおっちゃん連中には知れ渡っててしかも評価が高い。なんでも革の質やな
めし具合が良いらしい。名前も割りと格好良くて気にいった。ネットで調べるとゴールドファ
イルのロゴも矢印が斜め上を指していて景気がよさそうに見えた。
早速ゴールドファイル正規販売店があるヒルトンプラザに向かった。外車や高級車が並
ぶ地下駐車場にワゴンRをブォーンと乗りつけた。乗り付けたまでは良かったが駐車場の
高さにビビッてしまったのですばやく店に入りすばやく物を見定め購入しすばやくワゴンRで
帰って来た。（他はどこも寄っていない。子供が喜ぶのでエレベーターで上ったり下ったりし
たが・・・）
その時購入したのがこのゴールドファイルのセ
カンドバッグ（セカンドバック）である。
あまり革製品には縁がないが確かに手触りが
違う。ものすごくスベスベしていて思わずスリスリ
してしまう。黒の滑らかな革で白っぽい縫い糸の
アクセントがあり格好いい。セカンドバック（セ
カンドバッグ）の側面とジッパーの端にゴールドファイルのロゴが入っている。ジッパーは
金色になってはいるがいていやらしくなく控えめだ。
非常に上品な作りだと思う。このバックのデザインはセカンドバック（セカンドバッグ）では
よく見掛けるので他の物にしようと思ったが同じデザインでこれより大きなサイズがあった
がなんとなくセカンドという気がしなかったし、がま口に開く物もあったが全体的に丸くて
使いにくそうだった。また革をそんなに使っていない箱型のもあったが革がいいという事
なのでこのタイプに決めた。同年代でゴールドファイルを知っている人はいなかったので
論評される事もない。「人と違ったよいもの」という意味では非常に気に入っている。
中はまた外観とは違った革で出来ていて３つに入れ分けられるようになっている。
しかしセカンドバック（セカンドバック）初心者だがこのタイプはそんなに物が入らないの
が残念だ。メガネケースと長財布、小銭入れと鍵、小さなメモとペンを入れたら限界になる
。もう少し大きいのにすればよかったと思う。また金色のジッパー部分が多少色落ちする。
ジッパー部分はあまり強くなさそうだ。メーカー名を確認するとYKKだった。
このバックがどれだけもつかは解らない。この写真は購入後１年ぐらいの写真だがまだ全
然大丈夫だ。しかし隅部分に若干ダメージきているし型崩れはヴィトンの財布やビジネスバ
ッグとかと比べると多少早い気がする。革がよくなめしてありやわらかいのが原因だろうか
。こういった状態がセカンドバックを持った事がないので１年でこの程度なら全然なのかどう
かも解らない。
セカンドバックを持った事がない自分が評価するので正しいのか分からないがいろいろな
点を総合的に見てこのゴールドファイルのセカンドバッグはかなり良い物だと思う。革の
質が非常によくて、手にしっとりなじむ。デザインも上品さがあるのでいくつになっても飽き
が来ないと思う。
私は他の鞄メーカーはブランド色をかなりかもし出していると思うので見たらすぐにわかる
。そういった点が見る人によるといやらしく映るが、このゴールドファイルはそれほど
ブランドイメージをきつく出していない控えめさも上品に感じてしまう。
できればお金さえあればビジネスバッグ（ビジネスバック）や嫁さんの鞄もゴールドファイ
ルで揃えたいがまだまだ夢の話である。